【2026年最新考】「心の旅」から半世紀——財津和夫の音楽が今なお私たちの心を揺さぶり続ける理由
1970年代初頭、福岡の音楽シーンは熱気に満ちていた。後に「めんたいロック」や和製ポップスの聖地と呼ばれることになる博多のライブ喫茶「照和」。そこで圧倒的な存在感を放っていたのが、チューリップだった。
イギリスのビートルズに強い衝撃を受けた彼は、単なる模倣に終わらない「日本語による本格的なポップ・ロック」の構築を目指した。当時の日本のフォークソングが持つ湿り気とは一線を画す、洗練されたコード進行と甘美なメロディ。1973年にリリースされた「心の旅」が大ヒットを記録した瞬間、日本の音楽史の潮流は確実に変わったのだ。
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