【2026年現地ルポ】青いトルティーヤが起こした静かな革命。東京から世界へ波及する「本物のメキシカン」最前線
店名にある「アスーレス(Azules)」は、スペイン語で「青」を意味する。鮮やかなネイビーブルーのトルティーヤは、単に写真映えを狙ったものではない。メキシコの大自然が育んだアントシアニン豊富な在来種トウモロコシ「マイス・クリオジョ」の証なのだ。
アグリビジネスが主導する現代農業において、トウモロコシの品種は単一化が進み、多くの固有種が絶滅の危機に瀕している。そうした状況下で、青や赤、黄色といった色とりどりの在来種を買い支え、料理として提供することは、地球規模の生物多様性を保全することに他ならない。目の前に出される一枚の青いトルティーヤは、極上の味わいであると同時に、古代アズテカ時代から続く自然と人間との対話の産物なのである。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/hnubzuii/7210115/