ハムサとは?魔除けと幸運を呼ぶ手の意味や向きの違いを徹底解明
ハムサ(Hamsa)とは、主に中東や北アフリカ地域で数千年にわたり受け継がれてきた手形を模した護符(お守り)です。アラビア語で数字の「5」を意味する「ハムサ(Khamsah)」が語源となっており、手のひらにある5本の指輪郭が神聖な数字として尊ばれてきました。
興味深いのは、ハムサが特定の宗教だけの専売特許ではない点です。イスラム圏では預言者ムハンマドの愛娘にちなんで「ファティマの手」と呼ばれ、貞淑や忍耐、神の慈愛を象徴するシンボルとして親しまれています。一方でユダヤ文化圏では、モーセの姉に敬意を表して「ミリアムの手」と名付けられ、過酷な旅路を守護した女性の象徴として大切に扱われてきました。
その歴史をさらに遡ると、古代フェニキア人が崇拝した月の女神タニトに辿り着くとも言われています。時代や信仰の枠組みを超え、人々の「愛する者を守りたい」「無病息災を願いたい」という普遍的な祈りが形になったもの、それが中東のお守りハムサのルーツです。
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