水泳の呼吸を激変させる「ボビング」とは?息継ぎの恐怖を消す秘訣
ボビングを正しく習得すると、泳いでいる最中の息苦しさや焦りが劇的に軽減されます。その中核を担うのが、指導現場で古くから使われている「ブクブクパッ」のリズムです。
人間の肺は風船と同じで、中に空気が詰まったままでは新しい空気を吸い込むことができません。初心者が息継ぎで水を飲んでしまったり、息が吸えずにパニックを起こす主な原因は、水中で息を止めてしまい、顔を上げた一瞬の間に「吐く」と「吸う」の2つの動作を同時に行おうとする点にあります。
ボビングでは、水中に潜っている間に鼻から「ブクブク」と気泡を出しながら息を吐き続けます。そして水面に顔が出た瞬間、肺の空気が減って陰圧になった状態を利用し、「パッ」と口を開けて瞬時に新しい空気を吸い込みます。この一連の動作によって得られる主なメリットは次の3点です。
① 鼻への浸水を完全にシャットアウト:水中で鼻から息を吐き続けることで鼻腔の内圧が水圧より高くなり、ツンとする痛みの原因となる水の侵入を防ぎます。
② 脱力状態の維持:水中で息を止めると全身の筋肉が硬直しますが、息を吐き続けることで首や肩の余計な緊張が抜けます。
③ 肺活の効率化:水面での吸気時間がわずか0.5秒足らずで完了するため、泳ぎのストロークを崩さずにスムーズな呼吸が可能になります。
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