とりわさは家で作れる?食中毒リスクとスーパーの鶏肉が危険な理由
鶏肉による食中毒の主犯格であるカンピロバクターは、他の細菌性食中毒とは異なる特異な性質を持っています。最大の特徴は「潜伏期間の長さ」です。一般的に食後2〜5日、長いケースでは1週間ほど経過してから症状が現れるため、発症した本人が原因を「直近の食事」と勘違いし、数日前のとりわさが原因であると気づかないケースが多発しています。
主な症状は、激しい腹痛、水様性の下痢、38度前後の発熱、倦怠感、悪寒です。臨床現場の医師からは「下腹部を雑巾のように絞られるような激痛で救急搬送される患者が後を絶たない」という証言も聞かれます。さらに恐ろしいのは、感染後数週間を経て発症する自己免疫疾患「ギラン・バレー症候群」です。感染者のうち約0.1%と確率は低いものの、末梢神経が攻撃されることで手足の麻痺や呼吸困難を引き起こし、重い後遺症が残るリスクが存在します。
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