大塚家具の娘・久美子氏に今何が?ヤマダ買収後の衝撃の現在地
株主総会での敗北後、勝久氏は長男らを伴って匠大塚株式会社を立ち上げ、古巣と同じ東京・日本橋や春日部に大型拠点を構えて自らの原点である高級路線へと回帰した。熟練の職人が手掛ける家具と手厚いコンサルティング販売は、かつての顧客や取引先工房の信頼を再び集め、独自のポジションを確立していく。
対照的に、久美子氏率いる株式会社大塚家具は厳しい試練に直面した。ニトリやIKEAといった低価格SPAの台頭、ECの普及という激変の波に飲まれ、赤字決算が常態化。資金繰りが逼迫するなか、2019年末に下した決断が株式会社ヤマダホールディングス(ヤマダデンキ)との資本提携、そして子会社化だった。家電と家具の融合という新たな活路を模索したものの、業績の劇的な回復には至らず、久美子氏は2020年末に社長職を退任。2022年にはヤマダデンキに吸収合併され、上場企業としての大塚家具はその歴史に幕を下ろした。
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