北方領土問題なぜ返還されない?ロシア不法占拠の真相と2026年現在

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北方領土の歴史的経緯をわかりやすく整理すると、日本が領有権を主張する正当性と、ソ連が実効支配を開始した無法なプロセスが浮き彫りになります。

歴史上、北方四島は一度も外国の領土となったことがありません。1855年の「日露通好条約」において、日露両国の平和的な合意によって択捉島とウルップ島の間隔に国境が画定され、四島が日本領であることが確認されました。これがいわゆる北方領土における日本の領有権の正当性の原点です。

転機となったのは第二次世界大戦末期です。1945年8月9日、ソビエト連邦は当時有効であった「日ソ中立条約」を一方的に破棄して対日参戦しました。そして日本がポツダム宣言を受諾した8月14日以降、武装解除を進めていた8月28日から9月5日にかけて、ソ連軍は北方四島へ侵攻し武力占領を強行しました。これが北方領土の実効支配がいつから始まったかを示す歴史的事実であり、国際法上明確なロシアによる不法占拠の経緯です。

1951年の「サンフランシスコ平和条約」において、日本は千島列島(クリル諸島)の権利・権原を放棄しましたが、歴史的・法的に千島列島に含まれない北方四島は放棄の対象外です。さらに、ソ連はこの条約自体に署名しておらず、条約上の権利を主張できる立場にありません。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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