日本列島の成り立ちを完全解説|大陸分裂とプレート激突の歴史年表と真相
日本列島を語る上で欠かせないのが、本州の中央部を南北に縦断する地質構造の境界「フォッサマグナ(Fossa Magna=ラテン語で大きな溝)」です。明治時代初期に来日したドイツの地質学者エドムント・ナウマンによって発見・命名されました。
フォッサマグナの成り立ちは、前述した大陸分裂のドラマと直結しています。西南日本が時計回り、東北日本が反時計回りに分裂した際、その真ん中に巨大な海の裂け目(地溝帯)が残されました。この裂け目には、周囲の山々から削り出された土砂や火山灰が数百〜数千メートルの厚さで堆積していきました。
その後、南の海上からフィリピン海プレートに乗って移動してきた「丹沢ブロック」や「伊豆半島」が、約500万年前から100万年前にかけて本州へ強烈に衝突しました。この衝突によって、沈んでいた溝の堆積物が激しく圧縮されて隆起し、東西の日本が完全に縫い合わされたのです。現在の富士山や箱根山、そして3000メートル級の峰々が連なる日本アルプスは、この伊豆弧の衝突という規格外の地殻変動が生み出した直接の遺産です。
西の境界線である「糸魚川-静岡構造線(糸静線)」を境にして、西日本側には古い地層(数億年前の岩盤)が露出し、フォッサマグナ内部には数百万年前の新しい地層が詰まっています。東西で全く異なる地質が中央でがっちりと接合されている構造こそが、日本列島が2つの陸塊の合体によって生まれた動かぬ証拠なのです。
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