モルタルとコンクリートの違いは?見た目で一発判別する3つのポイントを徹底解説
現場取材やSNS、大手Q&Aサイトの住宅カテゴリーで頻繁に見受けられるのが、「費用の安さに釣られて駐車場をモルタルで施工してしまった」という悲痛な告白です。
「自宅の駐車スペースを安く済ませようと、砕石の上にモルタルを5cmほど流し込んでDIYで均したところ、ミニバンを停めてわずか3週間でタイヤの轍部分が粉々に割れて陥没した」(30代男性・DIY愛好家)
このトラブルが発生する理由は、素材の力学的な限界を無視したことにあります。モルタルが割れやすい最大の理由は、骨材である砂同士の点接触に頼っているため、引っ張り応力や曲げ応力に対する耐性が極端に低い点です。乾燥過程での体積収縮率もコンクリートより遥かに大きく、内部応力から逃れる術がありません。
車両の重量(1.5トン〜2.5トン前後)がタイヤという狭い接地面から加わると、砂利の噛み合わせを持たないモルタル層は容易に剪断(せんだん)破壊を起こします。駐車場に施工される土間コンクリートには、内部に直径5mm〜6mmの鉄線で組まれたワイヤーメッシュが埋め込まれ、砂利と鉄筋の双方が荷重を受け止める構造になっています。これを省略したモルタル舗装は、厚みを持たせても割れる運命にあります。
一方、外壁モルタルに関しても経年劣化によるひび割れ(クラック)の相談が絶えません。幅0.3mm未満の「ヘアークラック」であれば微弾性フィラーやセメント系補修材の刷り込みで対応可能ですが、名刺が差し込めるほどの構造クラック(0.3mm以上)を放置すると、雨水が躯体内部に侵入して構造材を腐食させます。現場の職人は「モルタル壁のひび割れは避けられない宿命。定期的な点検と適切なシーリング補修を行っているかどうかが建物の寿命を握る」と警鐘を鳴らしています。
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