山口連続殺人放火「つけび」貼り紙の真実と異様な村社会の闇
あの日、わずか12人が暮らす山あいの限界集落で一体何が起きたのか。逮捕された保見光成(ほみ・こうせい)受刑者は、被害者らの頭部を鈍器で執拗に殴打して殺害し、家に火を放った。現場となった自室の窓に掲げられていた「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」という筆書きの貼り紙は、警察やメディア、そして視聴者に強烈な違和感を与えた。
この短歌とも川柳ともつかない異様な文言の真実について、当初は「近隣住民への嫌がらせ」「犯行予告」といった見方が強かった。しかし、保見の精神鑑定や過去の人間関係を洗っていくと、そこには集落内での孤立、草刈りや集会をめぐるトラブル、さらには「自分をのけ者にして嘲笑している」という妄想的とも言える強い被害念慮が存在していた。過疎村という閉ざされた社会の摩擦が、張り紙という形で外面化していたのである。
タグ:
https://enlacepneumatic.com/norihashi/9470558/