香港ハローキティ殺人事件の真相と現在|猟奇的犯行の動機と少女の証言

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完全犯罪として闇に葬られる可能性もあったこの猟奇事件が明るみに出たきっかけは、当時14歳だった少女・阿芳(仮名・アフォン)の警察への駆け込みでした。

少女は犯行グループの最年少である梁偉倫の交際相手であり、監禁現場となったアパートに出入りしていました。彼女自身も暴力に怯え、恐怖から被害者への暴行に一部関与させられていたとされます。事件後、少女は毎晩のように「頭のない女性が枕元に立ち、頭を返してと訴えかけてくる」という凄まじい悪夢に苛まれるようになりました。

精神的に限界を迎えた少女はソーシャルワーカーに相談し、1999年5月24日に警察へ出頭。「アパートの中で女性が殺され、ぬいぐるみに頭が隠されている」と涙ながらに告白しました。当初、警察官はその荒唐無稽な内容を半信半疑で受け止めましたが、アパートに踏み込んだ捜査員は現場の異臭と、証言通りのハローキティ人形を発見し、未曾有の猟奇事件が白日の下に晒されることとなりました。少女は捜査への全面協力と証言を引き換えに、訴追を免除される保護司法取引が適用されました。

事件発覚後、加連威老道31号のアパート周辺では「夜間に女性の泣き声が響く」「エレベーターが勝手に3階で止まる」「防犯カメラに不審な影が映る」といった心霊現象の噂が絶えず、香港の都市伝説として広まりました。現場となったアパートは買い手や借り手が一切つかない状態が続き、事件から13年後の2012年に建物全体が解体され、現在は商業ビル・ホテル施設として再開発されています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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