手根管症候群は自分で治せる?手のしびれを防ぐケアとNg習慣の真相
セルフケアと並行して取り入れたいのが、傷ついた末梢神経の修復をサポートする内面からのアプローチです。手根管症候群の保存療法において、医療機関でも広く処方される代表的な成分が「ビタミンB12(活性型メコバラミン)」です。
ビタミンB12は、神経細胞を保護する「髄鞘(ミエリン鞘)」の構成成分であるリン脂質の合成を促し、痛んだ神経線維の再生プロセスを後押しします。市販薬を活用する場合は、ビタミンB12に加え、血行を改善するビタミンEや神経代謝に関わるビタミンB1・B6がバランスよく配合された複合製剤を選択するのが効率的です。
一方で、最も警戒すべきは「母指球筋(ぼしきゅうきん)の萎縮」です。
手のひらの親指の付け根にある膨らみが削げ落ち、平らになってしまう状態を指します。この段階まで進行すると、神経が慢性的に高度の圧迫を受けて変性しており、ビタミン剤の服用やストレッチだけで筋肉を元の厚みに戻すことは困難です。母指球筋の萎縮を長期間放置すると、仮に後から手術を行っても筋肉の完全な回復が得られにくくなります。「親指の付け根が薄くなってきた」「ボタンがまったく留められない」と感じた時点ですぐに手外科専門医に相談してください。
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