ホテルWbf札幌中央の現在|閉館理由と跡地の真相を徹底追跡

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ホテルWBF札幌中央を取り巻く混乱の根源は、2020年4月に発生した親会社株式会社ホワイト・ベア・ファミリーおよびホテル運営子会社WBFホテル&リゾーツ株式会社の経営破綻にあります。

東京商工リサーチおよび帝国データバンクの倒産速報によると、グループ全体の負債総額は約400億円(ホワイト・ベア・ファミリー約278億円、WBFホテル&リゾーツ約160億円)に達し、ホテル運営企業としてはコロナ禍初期における最大級の民事再生事案となりました。その破綻に至る構造的要因は、インバウンド(訪日外国人客)特需を当て込んだ急激なレバレッジ経営にあります。

同グループは2010年代後半、関西・北海道・沖縄を重点エリアと位置づけ、金融機関からの大規模な借入金を原資にホテル建設ラッシュを展開しました。札幌市内だけでも「ホテルWBF札幌中央」のみならず、高級ラインとして鳴り物入りで開業した「ホテルWBFフォースター札幌」(南3条西2丁目)や「ホテルWBF札幌ノースゲート」などを矢継ぎ早に展開。客室稼働率85〜90%の高回転を前提とした収益モデルを構築していました。

しかし、2020年2月以降の渡航制限によってインバウンド需要が蒸発。過大な固定費と借入金返済の負担に耐え切れず、民事再生法の適用申請へと追い込まれました。その後、星野リゾートが再生スポンサーとして名乗りを上げ、一部施設は「OMO」ブランド等へリブランドされて再生の道を歩んだものの、すべての物件が救済されたわけではありません。立地や築年数、借家契約の条件に応じて、施設ごとに運営権の譲渡、契約終了によるオーナーへの物件返還、閉館・解体といった個別対応が取られることとなりました。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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