知る」の尊敬語・謙譲語、実は間違えていた?プロが教える完全使い分け術
Q1:「ご存知でしたか」と「ご存知でしょうか」はどちらを使うべきですか?
A1:ビジネスシーンでは「ご存知でしょうか」を推奨します。「ご存知でしたか」は過去形であるため、「過去の時点で知っていたかどうか」を詮索する響きが強くなり、どこかくだけた印象を与えます。現在進行形で尋ねる「ご存知でしょうか」、あるいはより丁寧な「お聞き及びでしょうか」を使用するのが適切です。
Q2:「存じ上げております」をプロジェクトや自社製品に使ってもいいですか?
A2:不適切です。「存じ上げる」は人を敬う謙譲語Ⅰに分類されるため、物や出来事、概念に対して使うのは文法上の誤りとなります。事柄に対しては「存じております」または「把握いたしております」「承知しております」を用いてください。
Q3:「知りません」を丁寧に言いたい場合、最も失礼のない表現は何ですか?
A3:対象によって異なります。人物についてであれば「あいにく存じ上げません」、情報や用件についてであれば「分かりかねます」「存じません」を用います。さらにビジネスメール等では「不勉強にして存じませんで、失礼いたしました」と前置きを添えることで、角を立てずに無知を非礼として詫びる丁寧な表現になります。
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