片目の充血はなぜ起きる?痛くない病気の正体と危険な受診目安
SNSやネット掲示板の相談窓口を調査すると、「朝起きたら白目が真っ赤になっていたが、全く痛くないので放っておいた」という投稿が無数に見受けられます。実際、結膜下出血の原因は、くしゃみや咳、過度な力み、飲酒、高血圧、あるいは睡眠中の無意識のこすりなど日常の些細な動作にあり、血管が破れても結膜知覚神経を刺激しないため痛みやかゆみは伴いません。
しかし、ここに心理学でいう「正常性バイアス(都合の悪い情報を過小評価する心理)」が働きます。「痛くない=軽症」と決めつけてしまうのです。実態調査では、痛みがない片目充血を軽視した結果、以下のような深刻なトラブルに発展した事例が報告されています。
「会社の同僚に『目が血走っている』と指摘されたが、痛みがなかったので放置した。3日後に大量の目やにと共にもう片方の目も真っ赤に腫れ上がり、眼科で流行性角結膜炎(はやり目)と診断。家族全員に家庭内感染させてしまった」(30代男性・会社員の手記より)
流行性角結膜炎は、最初は片目の軽い違和感や充血から始まり、数日遅れて結膜炎が片目から両目へと広がっていくケースが定石です。初期の「痛みの少なさ」に騙されて放置すると、職場や学校で集団感染を引き起こすリスクを抱えることになります。
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