北斗の拳シュウの最期と盲目の理由|聖帝十字陵に散った仁星の真実
シュウの仁義の精神は、実の息子であるシバにも色濃く受け継がれていました。サウザーの謎の身体(心臓の位置と秘孔が左右逆)によって敗北し、囚われの身となって処刑寸前だったケンシロウを救出するため、シバは単身で潜入します。
追手である聖帝軍に包囲された際、シバは傷ついたケンシロウを逃がすため、自らの身体にダイナマイトを巻きつけて敵諸共自爆するという壮烈な戦死を遂げました。「ケンシロウ、行ってくれ!」と告げ、命を賭して救世主の命をつないだ少年の行動は、まさに父親であるシュウの生き様そのものでした。息子の死の知らせを受け取ったシュウは、深い悲しみに震えながらも涙を拭い、「シバはケンシロウの中に生きている」と語り、自らの運命を受け止める覚悟を固めたのです。
戦闘面におけるシュウの強さも、決してサウザーに大きく劣っていたわけではありません。彼が操る南斗白鷺拳は、南斗聖拳百八派の中でも極めて特異な「変幻自在の脚技」を主体とする流派です。両腕を優雅に羽ばたかせながら敵の攻撃を幻惑する「誘幻掌」や、宙を舞いながら真空の刃で敵を切り刻む「烈脚空舞」「南斗烈脚斬陣」など、三次元的な跳躍と脚力を組み合わせた破壊力は驚異的でした。もし人質をとられることなく、万全の状態で対峙していれば、サウザーといえども無傷では済まなかったはずの実力者だったのです。
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