日本人の鼻の高さ平均は何Cm?高い基準と自力変化の真相を徹底解剖
鼻の単体での高さ以上に、顔全体の美感を決定づけるのが「横顔のバランス」です。その指標として広く知られているのが、アメリカの矯正歯科医ロバート・リケッツが提唱した「エステティックライン(Eライン)」です。
Eラインとは、鼻の先端(鼻尖)と顎の最突出点(ポゴニオン)を一直線で結んだ基準線を指します。欧米人の骨格基準では「上下の唇がEラインの内側に収まること」が理想とされますが、上顎骨や下顎骨が前方に出やすい東洋人・日本人の骨格においては、上唇がEラインに軽く触れる程度(0〜1mm後方)、下唇がライン上にジャストで触れるバランスが最も調和の取れたEラインの黄金比率とされています。鼻先だけを無理に高くすると、顎の引っ込みが強調されて不自然な「鳥のくちばし」のような横顔になってしまうため、全体の辻褄合わせが極めて重要です。
さらに、美容形成外科で黄金比率をデザインする際に厳密に計算されるのが、鼻根部と鼻尖の理想角度です。
横顔における理想的な角度設定は、額と鼻根部が交わる「鼻前頭角(ナソフロンタルアングル)」が120〜130度、鼻柱と上唇が交わる「鼻唇角(ナソラビアルアングル)」が男性で90〜95度、女性で95〜105度がベストとされています。鼻先が上を向きすぎて鼻唇角が110度を超えると豚鼻に見え、逆に85度を下回ると魔女鼻や老けた印象を与えます。単に「高くする」のではなく、角度を整えることこそが美しさの本質です。
骨格診断による鼻の特徴と調和するアプローチ
ファッションやメイクの現場で用いられる骨格診断による鼻の特徴の分類も、自分に似合う立体感を知る上で参考になります。
筋肉質でメリハリのある「骨格ストレート」タイプは、鼻筋が直線的で骨感があり、鼻根部からしっかり立ち上がる凛とした鼻が顔立ち全体のゴージャス感と調和します。一方、華奢で柔らかな質感を持つ「骨格ウェーブ」タイプは、鼻の骨も小さく丸みを帯びやすい傾向があり、極端に尖った鼻よりも、小ぶりで程よい高さの可愛らしいラインが馴染みます。骨や関節がしっかりした「骨格ナチュラル」タイプは、鼻筋にわずかな段差(ハンプ)を持つワイルドで立体的な鼻が、全体のスタイリッシュさと抜群の相性を見せます。自分の持って生まれた骨格タイプを無視して鼻だけを欧米風に尖らせると、顔全体に致命的な違和感が生じることになります。