佐藤嘉宏医師の経歴と論文撤回問題の真相|現在の動向と全経緯を徹底検証
疑惑が表面化したのは、英米の統計学者や研究チームが佐藤氏の論文群に不自然なデータの均一性や統計学的異常を指摘したことでした。複数の被験者グループ間で年齢やBMIなどのベースラインデータが統計学的にあり得ないほど一致している点や、短期間で莫大な数の患者を単独で集約・管理している点にメスが入りました。
これを受け、海外の有力医学誌(Neurology、JAMAなど)が相次いで懸念を表明。弘前大学による本格的な調査委員会が設置され、保存データの確認や関係者への聞き取りが行われました。調査の結果、患者データの捏造・改ざん、倫理委員会の承認不正、共著者の名義貸し(ギフトオーサーシップ)など、広範な研究不正が公式に認定されるに至りました。
その後、佐藤氏は2016年秋に急逝。調査の最終報告を待たずして本人が世を去るという痛ましい結末を迎えましたが、国際的な科学不正監視サイト「Retraction Watch(リトラクション・ウォッチ)」などの集計によると、撤回された論文数は最終的に100本を優に超え、世界でも歴代最多規模の論文不正事案として記録されることになりました。
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