世界一臭い誤解を解く!ニシンの塩漬けの真実と本場ハーリングの魅力
Q1:ニシンの塩漬けは生(加熱なし)でそのまま食べられますか?寄生虫(アニサキス)の心配はありませんか?
A1:オランダやEU基準で流通しているハーリングなどの生食用塩漬けニシンは、法令により「マイナス20度以下で24時間以上(またはマイナス35度以下で15時間以上)の急速冷凍処理」が完全に義務付けられています。この工程でアニサキスなどの寄生虫は100%死滅しているため、解凍後は加熱せずそのまま生で安全にお召し上がりいただけます。ただし、ご自身で丸ごとの生ニシンから手作りする場合は、信頼できる冷凍ニシンを使用するか、調理前に確実に冷凍処理を行ってください。
Q2:シュールストレミングと普通のニシンの塩漬けはどうやって見分けられますか?
A2:容器の形状と表記で一目で判別できます。シュールストレミングは必ず「缶詰(Surströmmingと明記)」に入っており、発酵ガスで缶の上下が太鼓のように膨らんでいるのが特徴です。一方、通常の塩漬けニシンは「冷凍真空パック」や「ガラス瓶入り」、または魚屋のトレイで販売されており、缶詰の中で常温発酵させるような形態は一切取られていません。
Q3:塩抜きしたニシンが残ってしまった場合、どのように保存すればよいですか?
A3:塩抜きを行った後のニシンは塩分濃度が下がっているため、急速に鮮度が落ちます。オリーブオイルやキャノーラ油にハーブ(タイムやディル)とともに完全に浸す「オイル漬け」にすれば、冷蔵庫で約3〜5日間保存可能です。また、食べきれない分はラップで隙間なく包んで冷凍保存し、2週間以内に加熱調理(ソテーやパスタの具材など)で使用することをおすすめします。
Q4:ロシア料理の「セリョートカ」を使った有名な前菜があると聞きましたが?
A4:ロシアや東欧の祝宴に欠かせない伝統サラダ「セリョートカ・ポド・シューボイ(毛皮を着たニシン)」が有名です。細かく刻んだ塩ニシンの上に、茹でたジャガイモ、ニンジン、ビーツ(赤ビーツ)、玉ねぎ、ゆで卵を層状に重ね、マヨネーズで美しくデコレーションした料理で、塩ニシンの塩気とビーツの甘みが見事に調和した芸術的な逸品です。