漢字「来」の書き順で迷う大人が急増!正しい筆順と美文字のコツ
「来」の書き順がこれほどまでに混乱を招く背景には、漢字の歴史的な成り立ちと旧字体「來」の存在が深く関係しています。
古代中国の甲骨文字において、「来」は本来「麦(むぎ)の穂が垂れ下がっている姿」を描いた象形文字でした。古代の人々は、豊かな恵みをもたらす麦を「天から降って“くる”尊い穀物」と捉え、やがて「やって来る」という動作を表す言葉としてこの文字を借りて使うようになりました(仮借)。その後、穀物の麦そのものを表す文字には足を表す部首が加わり、現在の「麥(麦)」が派生しました。
旧字体である「來」(8画)は、中央の大きな麦の軸(木)の左右に、実を収穫する人々を表す「人」が2つ並んだ形状をしています。旧字体の筆順では縦棒を先に書く書法も存在したため、新字体へと簡略化された際に「どのパーツをどの順番で簡略化して書くか」についての認識のズレが生まれ、現代の筆順の迷いへと繋がっています。
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