桐箱の箱書きの正しい書き方|蓋の表裏マナーとにじみ防止の極意
Q1:手元に筆や墨がありません。市販の油性マジックで書いても失礼になりませんか?
A1:正式な場や美術品・贈答品としての桐箱であれば、油性マジックの使用は絶対に避けるべきです。油性インクは時間の経過とともに木材の油分と反応して輪郭が黄色くにじみ、美観を著しく損ねます。筆と墨を用意できない場合でも、文具店で入手できる「顔料系インクの筆ペン」を使用するのが最低限のマナーです。
Q2:落款印を押す位置に厳密な決まりはありますか?
A2:基本は蓋裏の左下に記した「作者名(署名)」の真下、もしくは左隣です。名前の最後の文字から印鑑およそ1個分ほど間を空けて押印するとバランスが美しく収まります。蓋表に落款を押すのは一部の特殊な流儀を除いて一般的ではありません。
Q3:桐箱の上下(天地)はどうやって見分ければよいですか?
A3:蓋の木目を確認します。木目が詰まって色が濃い側(根に近い方)が「下(地)」、木目が広く色が薄い側(梢に近い方)が「上(天)」となります。また、箱本体の側面に紐を通す穴がある場合、結び目が天面に来るよう紐の通し方から天地を判断することも可能です。
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