瀬戸内の島風が育む極上和菓子。行列の途絶えない「はっさく屋」が魅せる熱狂と職人の執念【2026年現地ルポ】

瀬戸内の島風が育む極上和菓子。行列の途絶えない「はっさく屋」が魅せる熱狂と職人の執念【2026年現地ルポ】に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

しまなみ海道を渡る風は爽やかだが、自転車を漕ぐ脚には確実に疲労が蓄積していく。尾道側から一つ目の大きな橋である因島大橋を渡り終え、斜面を滑り降りた絶妙なロケーションに、その店はある。テラス席に座れば、眼下には穏やかな碧い海と、時折行き交う貨物船の姿。この最高のロケーションもまた、味わいを何倍にも引き立てる隠し味だ。

店内には、開店と同時に絶え間なく客が吸い込まれていく。県外ナンバーの乗用車、ピチピチのウェアに身を包んだロードバイクの乗手、さらには海外からのバックパッカーまで。彼らの視線の先にあるのは、ガラス越しに整然と並べられた「はっさく大福」の箱だ。手に入れたばかりの大福をその場で頬張り、笑みをこぼす人々の表情には、長旅の疲れを一瞬で忘れたかのような解放感が漂っている。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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